こんにちは、Shopify Plus PartnerのFlagship LLCです。
当社では、アプリの提供以外に、海外人気アプリの国内ローカライズ支援もしておりまして、この記事ではその中でも毎日のEC業務に欠かせない超重要アプリ「Matrixify」の紹介をいたします。
「Matrixify」はデータのインポート/エクスポートに特化したアプリで、なぜEC業務上必須であり、どれだけ業務が効率できるかを説明します。
当社は日本でのローカライズ担当ではありますが、アプリ開発元ではないので、アプリの一ファン視点で紹介します。
Matrixifyとは
ラトビアの優秀なチームが開発するMatrixifyは、日本でも既に利用者の多い人気アプリです。
<Matrixifyの画面>
Matrixifyの主要ユースケースは下記3点です。
1. 商品登録(新規・更新、価格更新、タグ追加、画像アップ)、カテゴリ登録
2. 他ECプラットフォームからのデータ移行
3. 商品データフィードのための商品データ定期出力(毎時間ごとなど)
他にも、下記の用途でよく使われます。
- 顧客情報、注文情報のExcelでの確認のためのエクスポート
- 既存顧客にアカウント有効化メールを送信(リニューアルのお知らせなど)
- 顧客情報の更新(タグ追加)
などなど。
扱えるデータ一覧は下記の通りです。
Matrixifyでインポート/エクスポートができるデータ
- 商品
- コレクション(カテゴリ)
- 顧客
- 注文
- 下書き注文
- クーポン
- ページ
- 記事
- 301リダイレクト
- ストア設定情報
Matrixifyでエクスポートができるデータ
- Shopify ペイメントからの入金情報
- アクティビティ(エクスポートのみ)
Matrixifyがイケてる理由
EC運用実務担当の人間として、実際に「ここがイケてる」と思う点をまとめました。
① CSVファイルだけではなく、ExcelファイルやGoogle スプレッドシートを使える
インポートするデータやエクスポートデータは、Shopify標準ではCSVですが、MatrixifyではCSV以外にExcelファイルやGoogle スプレッドシートも使えます。ファイルには追加データ項目を足したりと、拡張が可能です。
② 必要な列だけインポートできる
Shopify標準ではインポートするフォーマットが決まっており、列やヘッダーを全て合わせる必要がありますが、Matrixifyではキーとなる値の列を保持するなどの一定のルールを守れば、データを追加・更新する必要のある列だけのファイルでインポート可能です。
③ Excel関数が使え、参照用列も残せる
Excelファイルが使えると聞くと、関数が使えるのかと気になった方もいるかもしれません。
どんなに複雑なExcel関数でも、入れたままの Excelファイルがインポートできます。インポートされる値は、計算結果の値で、関数はインポートされません。
また、Excel関数で計算をするためのデータ参照用列やシートを残しておいても、ヘッダーがMatrixifyが認識しない文字列であればスキップされるので、問題ありません。
VLOOKUP用のシートをそのまま残したExcelファイルがそのままインポートできるということにもなります。
④ 必要な列だけを、任意の順番で出力できる
必要な列(カラム)を指定し、任意の順番にして出力できます。つまり、運用上使いやすい形式にしたり、連携先システムが求める構造のファイルを、Matrixifyでの設定だけで自動生成できるということになります。
画像中の六個の黒丸が並んでいるUIで、ドラッグ&ドロップができます。
⑤ Metafieldを列でインポートできる
Shopifyのデータ構造を拡張する仕組み「Metafield」は特に商品データや顧客データで多用しますが、Shopifyの標準フォーマットではそもそもインポートができなかったり、Shopify Plusのデータ移行アプリ「Transporter」では、Metafieldがある度に「行」を増やす必要があり利用が現実的ではありません。
Matrixifyでは、列でMetafieldをインポートできるため、例えば商品情報であればProduct Metafieldでも、Variant Metafieldでも、列さえ追加すればインポート可能です。
⑥ ロケーション別在庫を列でインポートできる
Shopifyの中で設定した在庫保管場所(ロケーション)ごとに、商品データの中でそれぞれ列として在庫の実数、または差分数をインポートできます。
⑦ 定期実行ができ、指定場所へのアップロードも可能
注文データのエクスポートや、商品データのインポートなど、決まった周期で自動エクスポート/インポートができます。
この機能をベースに、日次で商品データのバックアップをSFTPサーバーに設置したり、ファイルが設置されているSFTPサーバーの指定パスから日次で在庫データを取り込んだりもできます。
説明したいことはまだまだたくさんありますが、この先は実際アプリを使ってみてください。
Flagship LLCについて
Flagship LLCはスケールできるECシステムの構築と内製化支援をする日英対応のEC開発・運用支援専門のエージェンシーです。会社の全資源をShopifyに集中させています。
国内向け大規模ECサイトのリニューアル・国内企業のグローバルEC支援の経験が実務レベルで豊富で、テクノロジーに特段強く、ERP・WMS連携から、UX向上のためのShopify標準を逸脱した機能開発のノウハウが蓄積されています。
Shopifyアプリを通じたサービス提供も今後も続けて参ります。
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よくある質問
Matrixifyはどんなアプリ?
Matrixifyはどんなときに使えますか?
- 商品登録(新規・更新、価格更新、タグ追加、画像アップ)、カテゴリ登録
- 他ECプラットフォームからのデータ移行
- 商品データフィードのための商品データ定期出力(毎時間ごとなど)
Matrixifyでインポート/エクスポートができるデータは?
- 商品
- コレクション(カテゴリ)
- 顧客
- 注文
- 下書き注文
- クーポン
- ページ
- 記事
- 301リダイレクト
- ストア設定情報