世界中で毎日のように成長しているECですが、今年のBFCM(ブラックフライデー・サイバーマンデー)はShopify史上最高の4日間となりました。Shopifyストア全体で昨年は約1,000億円の総売上を記録しましたが、今年はなんと1,700億円を記録。過去最高の4日間となり、改めて世界中でのEコマースの成長を実感しています。今回の記事では、2018年のBFCMでのいくつかの出来事やトレンドなどを振り返ってみましょう!
BFCMのトレンドは世界規模へ
ブラックフライデー・サイバーマンデーの期間中(11月24日〜11月26日)、Shopify マーチャントは全世界で約1700億円の売上を記録しました。
ピーク時には1時間あたり約42億円、そして1分あたりでは約1億円を売り上げました。
BFCMは北米から始まったトレンドですが、現在は世界中でも認知度をどんどんあげています。例えばすべての注文の18.54%が自国の外へと発送される注文でした。すべての注文の距離を計算したところ、なんと480億キロにものぼります。これは地球から冥王星までの距離の10倍。いかに短期間で世界中から注文を集めていたかがわかります。
BFCM 2018のトレンド
1. モバイル売上 vs デスクトップ
BFCMの売上の約66%がモバイル端末からの注文でした。対してデスクトップからは34%。世界中でモバイルコマースが成長していますが、その成長が顕著に現れた結果といえるでしょう。
Shopifyではモバイルからの購入者のためにShopify Pay、Google Pay、Apple Payといった決済方法を用意しています。例えばVictoria EmersonではBFCM期間中にShopify Payでのコンバージョン率が4倍になったと報告されています。
2. 最もコンバージョン率が高いチャネル
どこから来たお客様が最もコンバージョン率が高いのでしょうか。結果は意外かもしれませんし、もしかしたら当然と思う方もいるでしょう。今年はメールからの流入が最もコンバージョン率が高いという結果になりました。もちろんメルマガに登録しているお客様はストアにある程度興味があるという前提が存在します。しかし、この結果からもメールマーケティングの重要性が改めて見えてくるのではないでしょうか。
3. 売上時間帯のピーク
こちらは面白い結果となりました。ブラックフライデーとサイバーマンデーでお昼の12時ごろにピークがやって来ます。しかし、サイバーマンデーでは夜9時ごろに再度ピークが現れます。これはBFCM期間の最後のチャンスとして駆け込みでの購入が多くなるからと予想できます。来年もおそらくこの傾向は変わらないので、この時間帯に何か施策を打てると良いですね。
4. 売上日付のピーク
もちろん、ブラックフライデーとサイバーマンデーが高いのはいうまでもありません。しかし、19日や22日(米国の感謝祭)もまた売上が少し伸びているのが確認できます。少し早めから準備することで、さらなる売上を見込むことができるでしょう。
BFCMのストーリーをお聞かせください
今年のBFCMも非常に面白い結果となりました。そして、来年はさらに国際的なイベントとなるでしょう。Shopifyでは来年もBFCMについての情報をアップデートしていきます。そして、もしかしたらBFCMで素晴らしい戦略で大きく成長したマーチャント様にインタビューをさせていただくかもしれません。ぜひ日本の皆さまに戦略をお聞かせください。
*Shopifyのブラックフライデーとサイバーマンデーのデータは175ヶ国の60万店舗以上のビジネスが11月23日から11月26日に記録した売上に基づいています。ここに上げたデータは概算であり、複数の推測に基づいています。すべてのデータは未監査であり、修正の対象になります。
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