Eコマースの最前線
Shopify パートナープログラム: 座っているMoteチーム
Shopify パートナープログラムでは、フリーランサーやエージェンシーのビジネスの創業から拡大までをサポートします。Shopify パートナーであるMoteがどのようにビジネスを拡大させていったのかを見てみましょう。
Sara Moteは自分のことを、起業家というよりも新しいアート形式の先駆者だと考えています。
「私たちが構築するものには機能がありますが、ウェブデザインはいずれ彫刻のようなファインアートとして考えられるようになるかもしれません」とSaraは語り、「今実際に想像できるものよりも、もっとすばらしいものがあると信じています」と重ねました。
Saraは子どもの頃、定期購読のVogueに掲載されていたオートクチュールのデザインに夢中だったことから、ひたすらファッション業界で仕事をしたいと望んでいました。しかし、中学校でコーディングを学ぶと、若くしてテクノロジーへの興味が芽生えました。
結局、地元のオレゴン州ポートランドにある美術学校に入学しました。そこで、ソフトウェアエンジニアリングを学んだ後、グラフィックデザインの世界に足を踏み入れようとベルギーから移住してきたばかりのRembrant Van der Mijnsbruggeに出会ったのです。2人にはたちまち意気投合しました。
「私たちはそれぞれ、人々が学校に通い、仕事を見つけ、そこで身を固めるという土地柄の町で育ちました。周りの誰もが地元にとどまることを良しとしていましたが、私たちは違いました」とSaraは言います。
私たちは世界を知りたいと思っていましたし、それがお互い意気投合するきっかけになったと思います。
Saraは、ロサンゼルスのブティックでファッションバイヤーとしての手腕を発揮した5年後に、Rembrantと共にフルタイム契約の企業内フリーランスとして働き始めました。2人が活動の中心に選んだのはEコマースプロジェクトで、それぞれの小売とソフトウェアエンジニアリングでの専門性を組み合わせた結果の自然な成り行きでした。
「私たちがEコマースで気に入っているのは、手掛けるすべてのプロジェクトで限界に挑み、極限まで自らを高めていくことができることです」とSaraは言います。
2人はオンラインコマースにこそ未来があると考え、常にその最前線に立つことにこだわりました。
そんな2人はAnnamarie Orsiと出会いました。
ジョージア州の小さな町出身のAnnamarieは、ファインアートと写真の経歴を持っていました。しかし、そのアーティストとしての瞳の奥に、RembrantとSaraは一瞬にして特別なもの、つまり、型にはまらないアイディアや挑戦心を持っていることに気づきました。
「私たちこれまで現状に満足することなく、むしろその逆の姿勢を貫いてきました。コンフォートゾーンを抜け出したときに力を発揮するタイプなのです」とRembrantは説明します。
新たに気の合う仲間を見つけた興奮から、3人は新しい事業を共同で始めたいと考えました。SaraとRembrantは企業内フリーランスから転身し、専業でAnnamarieと仕事をすることにしました。
当初は主に特注のEコマースソリューションを構築していましたが、Shopifyを導入するとすぐに携わったクリエイティブブランドに成長が成果として現れました。
Shopifyのすばらしいところは、雑務や手間のかかる作業をすべて任せられることです。そのため、自分たちが最も得意とすることに専念できます。
「インフラや拡張性について心配することなく、アートやエンジニアリングに集中することができます」とSaraは言います。
2013年にShopify パートナープログラムに加わったこのフリーランスの3人組は、こうしてShopifyプロジェクトに専念することに落ち着きました。
「それが、私たちのビジネスの軌道を完全に変えたのです」とSaraは言います。
Shopifyプロジェクトは、よりクリエイティブな自由を与えてくれるので、私たちの満足度も高まりました。
Shopify パートナーになった後に受けた紹介の数と質が向上したことによりビジネスがさらに発展し、3人はShopifyに特化していくことに自信を深めました。そして2014年末、デザイン中心のソフトウェアエンジニアリングスタジオ「Mote」を正式に創設しました。
現在Moteは、ウェブデザインと開発のレベルが並外れて高いことで知られていますが、このチームが他とは非常に異なっている点は、彼らのファインアートに対する理解です。
「人間が持つ芸術に対する感情の反応を理解しています」
「私たち3人ともアート関連の経歴があり、人間がアートに対して示す感情的な反応、つまり、具体的に表現しにくい感情を理解しています。ですから、自分たちの制作物に対してこの感情的な反応が現れることを予期できます」と、Saraは言葉を加えました。
3人は、コンバージョン率の即時的な改善を狙った広告やニュースレターのポップアップを多用してユーザーを圧倒するという手法は選びませんでした。Moteのチームは、人々がECサイト利用時に得られる喜びを見事に作り上げているのです。
「人々を引きつけるオンライン体験を生み出すには、人々がどのようにその体験とつながるのかについて細やかな配慮がなされている必要があります。私たちは、それもアートとして見ることができるのではないかと考えています」
これまでMoteの制作活動の展開に役立ったのは、Moteが達成しようとしていることを理解してくれる理想のクライアントを見つけ、一緒に仕事をしてきたことです。
Shopifyがその方法を示してくれて非常に助かりました。おかげでブランドをしっかりと宣伝することができました。Shopifyは早い段階から、私たちに合ったお客様を紹介してくれました。
この3人の仲間が選んだクライアントやプロジェクトについてももちろんのこと、共通する中心的価値と関心に基づいてビジネスを築く能力は、3人にとってかけがえのないものでした。しかし、それ以上に価値があるのは、彼女たちが持つ影響力です。
公開後のクライアントの躍進を知ること以上にワクワクすることはありません。新規に人を雇えるほどの盛況ぶりなのですから。
「それは、私たち3人のように従来の仕事には自分の生きる道を見いだせなかった可能性のある、おそらく同じ考えを持つ若者のために雇用を生み出せたということも意味します」とSaraは言い、「驚くべきは、自分たちの決めた道を進むことが、他の人たちの夢を実現する助けにもなっているということです」と述べています。
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