メールマーケティングは、費用対効果を向上させるのに最も効果的なチャネルの1つです。適切なメールマーケティング戦略は売上の増加や顧客との関係を強化したり、閲覧した人々を購入者に変えることができます。
魅力的なニュースレターや説得力のあるカゴ落ちメールなど、メールはサイト訪問者がホームページを離れた後でもコミュニケーションを取り続けることを可能にします。
そのため、最初に送るメールは非常に重要です。ウェルカムメールは第一印象ともなり、今後のコミュニケーションを決める鍵となります。適切なウェルカムメールのフォーマットや作成方法からメール送信に関するすべてが学べるガイドです。
ウェルカムメールとは?
ウェルカムメールは、新しい購読者、顧客、ユーザーなどに送信される最初のメッセージで、ブランドやサービス、コミュニティを紹介するメールです。挨拶や重要な情報、行動喚起(CTA)が含まれることが多く、ウェルカムメールは今後のコミュニケーションに対する印象を決定します。多くの場合、割引コード、オンボーディングの紹介、役立つリソースへのリンクを含みます。
ウェルカムメールが重要な理由
- 印象を与える:ウェルカムメールは新しい購読者が最初に受け取るコミュニケーションです。関係性を決定する鍵となり、購読者が大切にされていると感じさせることが重要です。
- 高いエンゲージメントを活用する:ウェルカムメールは通常のマーケティングメールに比べて開封率が大幅に高く、その差は約56%に達すると言われています。
- 早期に信頼を築く:作り込まれたウェルカムメールは、新しい購読者との信頼と関係性を構築するのに役立ちます。登録したことはよい選択肢だったと安心させて、ブランドを探求するように促進します。
- コンバージョン率を向上させる:通常のメールの平均コンバージョン率が1%未満であるのに対し、ウェルカムメールのコンバージョン率は一般的に2%を超えることがあると言われており、時には57%に達することもあります。
- さらなるインタラクションを促す:ウェルカムメールには、ソーシャルメディアチャンネルへのリンクや特別オファー、その他のリソースなどが含まれることが多く、購読者が引き続きエンゲージすることを促します。
優れたウェルカムメール例10選
- Alo Yoga
- Typology
- Babylist
- Better Packaging Co.
- Thigh Society
- Reformation
- Pleasures
- Yellowbird
- Jacumba Hot Springs Hotel
- Buoy
さまざまなビジネスより、最新の優れたウェルカムメールの例を10件ご紹介します。メールをパーソナライズしたり、魅力的なストーリーを伝えたり、ブランドの価値が伝わる言葉を使用する方法が分かります。これらの例を参考にして、独自のメッセージを作成しましょう。
メールの件名も、購読者との最初のインタラクションとなるため大切な要素であることを覚えておきましょう。
1. Alo Yoga
件名:「Aloへようこそ」
ウェルカムメールにはプロモーションコードがよく見られます。割引があると、歓迎されていると感じさせられ、ウェブサイトの訪問者をメールリストに参加させることができます。
アスレジャーブランド「Alo Yoga」のウェルカムメールには、独特の割引コードが大きなCTAボタン内に表示されています。このボタンは、初めての買い物客向けの専用製品ページに導いて、ブランドの人気商品を紹介します。
Alo Yoga
Aloはウェルカムメールをパーソナライズするために、顧客が登録する際に好みのファッションの質問をします。また、電話番号を提供した人にはさらなる割引を提供します。
このメールの件名自体は特に目を引くものではありませんが、分かりやすいクリック可能なCTAボタンが目立ち、効果的にAloのウェブサイトに顧客を誘導しています。
2. Typology
件名:「Typologyの肌診断:肌診断の結果が出ました」
このウェルカムメールは、初めてウェブサイトへ訪問する人々が「Typology」のスキンケア診断テストを完了するとトリガーされます。シンプルな行動を促す呼び掛けにより、読者にウェブサイトを再訪させ、パーソナライズされた商品をおすすめしたり、購入するように促進します。
Typology
ウェルカムメール自体はパーソナライズされていませんが、CTAにリンクされたコンテンツが個々の読者に合わせて用意されたものだということが示されており、パーソナライズされたショッピング体験を提供する賢い方法です。
医療に関する言葉を使うと、メールの件名にしっかりとしたイメージを生み、読者に開封したくなるような気持ちにさせます。
3. Babylist
件名:「[名前]さま、Babylistへようこそ」
ある研究によると、件名に購読者の名前を含めるとメールを開封する可能性が高くなることが示されています。赤ちゃん登録ウェブサイトである「Babylist」のウェルカムメッセージには、この戦術と他のパーソナライズ要素が組み合わさっています。
Babylist
明るい色のCTAが読者に登録作業を続けるように促し、その後画像によるサービスの説明が続き、メールの最後にはパーソナライズされたお祝いのメッセージが添えられています。
読者がクリックしてウェブサイトを訪問すると、出産予定日の60日前に有効になる15%の割引コードが見つかります。Babylistは、登録により収集した情報を活用して、初回購入用のプロモーションコードに個人的なタッチを加えています。
4. Better Packaging Co.
件名:「こんにちは、Better Packagingです!」
メールをパーソナライズすることは読者の名前を使用するだけではありません。コピーライティングやメッセージの言葉遣いによって温かさや歓迎を伝えることができます。
パッケージの会社「Better Packaging Co.」の例を見てみましょう。
Better Packaging Co.
メールは砕けた口調で書かれ、ブランドの使命を説明し、人気のある製品をカジュアルに紹介しています。締めくくりには下の名前と写真を用いて、読者が顔を見られるようにしています。
メールをパーソナライズしないで自動化を使用する場合でも、言葉を慎重に選び、メッセージに個人的なタッチを加えることができます。親しみやすく、「私」、「私たち」、「あなた」の人称など、共感を誘うような言葉を使って読者に直接語りかけるようにするとよいでしょう。
Better Packagingのウェルカムメールは、砕けた言葉遣いがB2Cブランドだけのものではないことを思い出させてくれ、ビジネスオーナーやB2Bバイヤーもこのアプローチを活用することができます。
5. Thigh Society
件名:「絶対に気に入るでしょう」
歓迎することは、コピーライティングでクリエイティブになる機会でもあります。ショーツブランド「Thigh Society」は、遊び心のあるだじゃれを使って、購読者が会員制クラブや特別なコミュニティーに参加するというコンセプトを表現しています。
Thigh Society
製品の詳細は「Thigh Societyのルール」と表現され、感謝のメッセージは会員制クラブの特別感とブランドの製品範囲の包括性を対比させています。
ブランドや消費者体験を説明するために、どのようなクリエイティブなコンセプトが活用できるか考えてみましょう。もし顧客ロイヤルティプログラムがあるのなら、ウェルカムメールはその特典を紹介する良い場所です。
6. Reformation
件名:「こんにちは、私たちはReformationです」
優れたブランドストーリーテリング(ブランドストーリーを伝えること)は、共有したい適切な詳細を選ぶことが大切です。目標は、読者を圧倒させてしまったり退屈させてしまうことなく、ブランドの価値や魅力的なイメージを伝えることです。
ウェルカムメールは、ブランド、製品、サービスについて語る絶好の機会です。優れた紹介でもそうであるように、過度に情報を伝えないことが重要です。
サステナブルな衣料ブランド「Reformation」は、ウェルカムメールではブランドストーリーを簡潔に伝えています。
Reformation
適切な製品写真が添えられた3つの簡潔な文によって、読者はReformationのユニークさを感じ取ることができます。ブランドはトレンディかつ目を引くものとして認知されています。
メール内のリンクや画像をクリックすると、読者はReformationのウェブサイトで詳細なブランドストーリーが語られたコンテンツにアクセスすることができます。
7. Pleasures
件名:「PLEASURESを楽しんでください」
ウェルカムメールのデザインのほとんどは、企業のブランドやウェブサイトに合わせられています。しかし、なぜフォントや色だけにこだわるのでしょうか。90年代からインスピレーションを得たアパレルストア「Pleasures」のウェルカムメールの例は、メールのあらゆるピクセルにブランドアイデンティティを吹き込むことができることを示しています。
Pleasures
このメールは、ピクセル化された画像や古いツールバーを使い、Windows OSのレトロな見た目を取り入れています。
ブランディングに焦点を当てながらも、メッセージには割引コード、会社の紹介、オンラインストアへのリンクなど、標準的なウェルカムメールの要素が含まれています。
「ウェルカムプレイリスト」をちょっとしたサプライズで紹介し、読者がブランドとインタラクションする時間を増やせる可能性のある楽しい仕掛けです。
8. Yellowbird
件名:「あなたの受信トレイが少しホットになりました🌶」
ホットソース会社「Yellowbird」は、ブランド全体にわたってこのブランディングアプローチを採用しています。
象徴的なブランドカラーの黄色の背景に黒い縁取りのフォントとイラストが施されたメールは、手作りのような印象を与えます。また、砕けた口調で「農場からの新鮮な食材だけ。興味あるよね???」と問いかけ、本物であることを表現しています。
Yellowbird
読者がメールをスクロールすると、注意を引くように設計された製品のアニメーション画像が表示されます。各画像には関連する製品詳細ページへのCTAが付いています。
GIF画像などのシンプルなアニメーション要素を取り入れることで、メールにインタラクティビティ(双方向性)の要素を加えることができます。
9. Jacumba Hot Springs Hotel
件名:「ご登録ありがとうございます」
場合によって読者が必要とするのは、簡単な挨拶と、ブランドとのインタラクションや信頼してメールアドレスを共有してくれたことを感謝だけのこともあります。
次は「Jacumba Hot Springs Hotel」によるモノトーンの簡潔なデザイン例です。
Jacumba Hot Springs Hotel
読者が明確な購入意図を示していない場合、製品の販売に焦点を当てたメールを送信すると押し付けがましく見えることがあります。代わりに、キャッチコピーなら、購読者の時間を大切にしていること、不要な販売資料で受信トレイが溢れさせないことを保証した印象を与えられます。
10. Buoy
件名:「私たちの水分補給ファミリーへようこそ💙」
ブランドが単一、または限られた範囲の製品に特化している場合、製品を強調することが最も効果的な紹介になることがあります。
製品を紹介するコンテンツにより説得力のあるウェルカムメールが仕上がることがあります。次の例はサプリメントの会社「Buoy」のものです。
Buoy
メールの背景に使用されるこの画像は、理想的な使用例を描いています。製品の特徴を効率的に伝えられるアニメーションのスクロールバーが視覚的な興味を維持します。上部には、大きな割引と返金保証があり、読者に購入すべき理由を伝えます。
ウェルカムメールの書き方
ウェルカムメールは時間を掛けて作成する価値があります。事実、おそらくすべての送信メールの中で最も成功するメールになることでしょう。通常、ウェルカムメールは高い開封率とコンバージョン率をもたらし、他のタイプのメールキャンペーンと比較しても優れています。
ウェルカムメールやウェルカムメールシリーズにおける最初のメールを作成する際には、いくつかの重要な目標を念頭に置く必要があります。次のヒントを参考にしましょう。
価値提案を示す
新しい顧客にすぐにプロモーションメッセージを大量に送ることは、悪い第一印象に繋がる可能性があります。「ギブ・アンド・テイク」の原則を覚えておくとよいでしょう。
割引を提供したり、アイデアやコツの共有やその他の関連するコンテンツを発信することで、価値を伝えながら、将来的な購入に向けてユーザーを少しずつ促すことができます。
メッセージをパーソナライズする
メールマーケティングのサービスは、昨今、これまで以上にターゲットを絞ったメッセージを送信することを可能にしています。ある研究では、パーソナライズされた件名が開封率とエンゲージメントを高め、解除率を低下させることが示されています。
パーソナライズに関しては言葉遣いなどの伝え方も重要です。親しみやすいウェルカムメールは、読者とブランドの間に自然なつながりを築きます。
Really Good Emails
ウェルカムメールをすぐに送信する
例えば、ニュースレターに登録した際に10%割引のプロモコードを提供しているとします。顧客が購入の準備ができているのに、そのプロモコードをすぐに受け取ることができないと、販売の機会を失うリスクがあります。
ウェルカムメールはすべてのメールキャンペーンの中で最も成功するものの一つです。ウェルカムメールを自動化し、読者がメールアドレスを入力するなど、関連するアクションが実行された際にすぐに送信されるようにしましょう。これにより、コンバージョンの可能性が最適化されます。
購読者に迷惑メールフィルターの設定から外すようにリマインドする
メールを送信する顧客は、マーケティングコンテンツを自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられるように設定していることがあります。迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことを防ぐために、購読者に送信用アドレスをセーフリストに追加するよう促しましょう。これによって、コンテンツが見逃されることがなくなり、将来のメールも含めて迷惑メールに分類されることを防ぎます。
ウェルカムメールに「セーフリストに私たちのメールアドレスを追加してください」という親しみのあるリマインダーを含めるとよいでしょう。Gmailやその他のよく使用されているメールアプリで、メールアドレスをセーフリストに追加する方法を短いチュートリアルなどで説明し、メールの内容として追加することを検討することができます。
チュートリアルを含めることが過剰であると思われる場合は、メールのフッターにシンプルなリマインダーを追加するだけでもかまわないでしょう。
期待を設定する
購読者が自由に設定や解除をしやすくすることが重要です。送信するメールの種類や頻度を詳述して、どのように読者がメーリングリストに載ったのかを思い出させることで、信頼を得ることができます。
これは優れたメールマーケティングの効果的な活用方法であるだけでなく、カナダ、ヨーロッパ、英国に顧客がいる場合には「GDPR(EU一般データ保護規則)」などの法律で要求されることもあります。登録フォームからファネルの下部のメールシーケンスまで、メールマーケティング全体で透明性を持たせましょう。
Really Good Emails
明確な行動喚起を提示する
ウェルカムメールを読んだ後に新規ユーザーにどのようなアクションを取ってほしいのでしょうか。「プロモコードの使用させたい」、「Aboutページを訪問させたい」など、次のステップを明確にするために単一のCTAを使用しましょう。
CTAが読みやすく、コントラストする色でフォーマットし、周囲にテキストや複雑な画像などがないことを確認しましょう。大胆かつシンプルなボタンは、複雑なデザインよりもクリックされやすいのです。
高解像度の画像を使用する
製品の写真やカスタムイラストに関わらず、ウェルカムメールに使用するイメージ画像は魅力的であるべきです。ターゲットオーディエンスに響くような画像を使用しましょう。
Really Good Emails
画像は適切に使用すると、社会的証明(ソーシャルプルーフ)を構築することができます。有名なアスリートの画像と共に「チームへようこそ」というキャッチコピーが添えられた上記のアセットは、潜在的な顧客に「これらのトップアスリートたちが私たちを信頼しています。安心して信頼してください」というメッセージを伝えています。
魅力的な画像は、メールをデザインする上で大きな投資を必要とはしません。バナーや製品のコラージュ画像を作成するために、写真・画像編集ソフトを活用するとよいでしょう。
モバイルフレンドリーにする
メールの約48%はモバイル端末で開封されており、オーディエンスやメールの種類によっては、この数字はさらに高くなる可能性があります。
多くのユーザーがモバイル端末を好むため、デバイス間でシームレスに機能するウェルカムメールを作成することが重要です。これにより、顧客の生活が楽になり、アクセシビリティと顧客エンゲージメントが向上します。
新しいメールを複数のデバイスでテストして、どのように表示されるかを確認しましょう。
顧客を引きつけるような件名にする
「サブスクリプションが登録されました」や「メーリングリストへようこそ!」のような標準的なフレーズでは、メールが数多くある受信トレイで目立つには不十分である可能性があります。
ウェルカムメールの件名やプレビューテキストは、潜在的な顧客が最初に目にするコミュニケーションの一部です。好奇心、緊急性、帰属意識などが、さまざまなメールの例における共通のテーマであり、感情を呼び起こすことを目指しましょう。
A/Bテストを実施する
どの件名が最も効果的か分かりづらい場合には、A/Bテストを実施して、どのキャッチコピーが最も成果のある開封率とクリック率を生み出すかを確認しましょう。
「スプリットテスト」とも呼ばれるA/Bテストを活用するには、2種類のメールを比較して、どちらがより良いパフォーマンスを発揮するかを確認します。件名、メールのコンテンツ、行動喚起などの要素をテストすることができます。
ウェルカムメールのテンプレート
メール用のコピーライティングのためにインスピレーションをお探しの場合は、下記にパーソナライズできるテンプレートをいくつかご用意しました。
件名のテンプレート
最適な件名は、送信するウェルカムメールの種類や、ブランドストーリーを伝えることを重要視するのか、早急の購入を促したり特定の製品を紹介することに焦点を当てるのか、などによって異なります。
これらのアプローチに関わらず使えるアイデアは下記の通りです。
- あなただけの限定10%割引!
- 10%割引が待っています
- [名前]さま、[ブランド]へようこそ!今すぐショッピングをお楽しみください[絵文字]
- [名前]さま、ご登録いただきありがとうございます
- [名前]さま、[%]割引はこちらから!
- 割引をお探しですか?[絵文字]
- リリース予定のアイテムをご紹介[絵文字]
- 自分にご褒美を[絵文字]
- [名前]さまへの[リードマグネット]です!
- [ブランド、製品、目的]の旅がここから始まります
これらをインスピレーションにして、魅力的な件名を作成しましょう。
メール本文のテンプレート
メール本文のテキストはランディングページと同じように扱い、シンプルな内容で明確な目標を持たせましょう。
ここに異なるウェルカムメッセージを伝えるための3つの基本テンプレートがあります:
- ブランドストーリーを語る
- 好奇心を育てる
- 製品に緊急性を持たせて販売する
ブランドストーリーを語るメールのテンプレート
[名前]さま
ようこそ![会社の創設者]です。私たちの旅は[年]に[使命・目的を述べる]から始まりました。
以来、[社会的証明のステートメント(例:「何十万人もの顧客が私たちの製品を使用しています。」など)]。
あなたが登録してくださったことをとても嬉しく思います。感謝の気持ちとして、初回の注文に[割引]を提供したいと思います。一緒に[ブランドの目的]を実現しましょう!
[創設者の名前]
好奇心を育てるメールのテンプレート
[名前]さま、こんにちは。
[ブランド、ブランドコミュニティ]へようこそ!あなたは、[ブランドの目的や顧客のペインポイント(コストをかけてでも解決したい問題や悩み)に取り組む]素晴らしい人々の会員制グループに参加しました。
私たちの製品[成分、ユニークなデザイン]は[デザインプロセスについて少し話す]によって作られました。
もっとお知りになりたい場合は、[About Us、ブログ、製品のLPへのリンク]をご覧ください。
コミュニティの一員にだけ配信する、特典オファーや新しいリリースの更新を楽しみにしていてください。(メールアドレスが迷惑メールに入らないように、ぜひ連絡先リストに追加してください。)
それでは、またお会いしましょう!
[名前]
緊急性を持たせて販売するメールのテンプレート
[名前]さま
[割引オファー]
[ブランド]へようこそ!ご登録いただきましてありがとうございます。最高の[製品の目的]体験を提供するために、[ブランド製品]の[割引]オフをご案内いたします。
お支払いの際にコード[割引コード]をご使用ください。
ご購入をお待ちしております!
[名前]
これらのテンプレートはメールを構築するための書き出しとして使えるアイデアです。ブランドのニーズや提供する製品やサービスに合わせてカスタマイズしましょう。
ウェルカムメールシリーズを構築するための3つのアプリ
Shopify App Storeには、ウェルカムメールによるマーケティングキャンペーンを構築して管理するのに役立つ、評価の高いメールマーケティングのためのアプリが多くあります。
次に紹介するのは、ドリップキャンペーンを作成するための3つのアプリで、メーリングリストに読者が登録された際に送信されます。
Shopify メール
Shopify メールでは、ドラッグ&ドロップエディタと販売に特化したテンプレートを使用して、ブランディングされたウェルカムメールを簡単に作成することができます。Shopifyのダッシュボードでコンテンツを直接構築して、製品、価格、チェックアウトリンクなどを適用することができます。
Klaviyo
「Klaviyo」を使用すると、店舗の売上を促進するためのターゲットを絞ったパーソナライズされたメールやテキストを作成することができます。Shopifyや他のアプリによるウェブ上での行動、タグ、カタログ、クーポンコードを含めた、さまざまなデータが取得できます。
Combidesk
「Combidesk」は、顧客の住所や注文などのストアからのデータとメーリングリストを同期させることで、メールをセグメント化する機能を強化します。カゴ落ちや注文率が高い購読者などを簡単に見つけることができます。
ウェルカムメールで気をつけるべきよくあるミス
ウェルカムメールを作成する際には、新しい購読者とのつながりを損ないかねない特定のミスを避けることが重要です。次にご紹介するのはよく見掛けられる気をつけるべき落とし穴です。
パーソナライズの欠如
パーソナライズは、大量に送信された自動メールであっても、各々の購読者に特別感を感じさせるのに役立ちます。ウェルカムメールが「お客様各位」といった一般的な挨拶で始まると無機質に感じさせてしまうことがあります。代わりに、購読者の名前を使用して、メールの内容も読者の関心に合わせて調整しましょう。このような小さなタッチによって読者は歓迎されていることを感じられ、大きな違いをもたらすことがあります。
過剰な情報
ブランドについてのすべてを1通のメールで伝えたくなるかと思いますが、あまりにも多くの情報があると混乱を招く可能性があります。新たな購読者は、製品リストやサービスなどの詳細が長いと圧倒されてしまうことがあります。ウェルカムメールはシンプルで焦点を絞ったものにし、最も重要なポイントを強調して、残りは将来的に送るメールのために取っておきましょう。
行動喚起がない
行動喚起(CTA)は、購読者に次に何をすべきかを伝えます。ウェルカムメールに明確なCTAが含まれていない場合、購読者はブランドとどのように関わればよいのか分からなくなることもあります。「ウェブサイトを訪れる」、「特別オファーを確認する」、「ソーシャルメディアでフォローする」などの、シンプルで直接的な行動喚起を含めるようにしましょう。
不十分な件名
件名は購読者が最初に見るものであり、メールを開くかどうかを決定する要因になります。つまらない、または曖昧な件名であると無視される可能性があります。代わりに、メールの内容を示唆するような魅力的で説明のある件名を使用するようにしましょう。例えば、「ようこそ!あなただけの限定オファーはこちら」というタイトルだと、「ようこそ」と言うだけよりも魅力的です。
単調な言葉遣い
ブランドには独自のスタイルや言葉があり、ウェルカムメールでそれを表現しましょう。フレンドリー、プロフェッショナル、または遊び心のある言葉などを上手く使い分けて、ブランドの個性に合った言語を使用しましょう。これによって、購読者とより本物で記憶に残るつながりが生まれます。
セグメント化されていないオーディエンス
すべての購読者が同じではないため、すべての人々を同じように扱うと機会を逃してしまうことになります。興味や行動に基づいてオーディエンスをセグメント化しないと、ウェルカムメールが響かない可能性があります。購読者をグループに分け、それぞれのグループのニーズや好みに直接語りかけるようなパーソナライズされたウェルカムメールを送信することを考慮しましょう。
ウェルカムメールキャンペーンの成果を測る方法
ウェルカムメールキャンペーンがどのように機能しているかを把握するためには、何がうまくいっていて、何を改善する必要があるのかを判断するための指標を計測することが重要です。次に紹介するのは、モニタリングするべき主要な指標です。
開封率
「開封率」は、メールを開いた人数を示します。
高い開封率は、件名とタイミングが上手く機能していて、オーディエンスがメッセージを聞くことに興味を持っていることが分かります。ウェルカムメールは通常、他の種類のメールよりも開封率が高いため、ウェルカムメールが他のメールよりも良いパフォーマンスを発揮しているのなら、よい兆候です。
クリック率(CTR)
「クリック率(CTR)」は、メール内のリンクをクリックした人数を計測します。これは、内容がどれだけ魅力的なのか、またそれが行動を促すのか否か、ということを示します。
高いCTRは、人々がメールの内容を楽しんでいるということを示すだけでなく、読者がウェブサイトを訪れたり製品を確認したりするように促すことができていることを示します。
コンバージョン率
コンバージョン率は、メールをクリックした後に購入やサービスへの登録など、期待するアクションを完了した人数を測定します。
メールからのコンバージョン率が高いと、ウェルカムメールがビジネスの目標に貢献する、意味のあるアクションを効果的に促進していることが分かります。例えば、ある統計では、eコマースのウェルカムメールはコンバージョン率が56.8%高いとも言われています。
解除率
この指標は、メールの受信を停止した人数を示します。解除率が低いと、ウェルカムメールが好意的に受け入れられ、購読者がブランドと引き続き関わりたいと考えていることを示します。解除率が高い場合、コンテンツが期待に応えられていないか、内容に圧倒されている可能性があります。
A/Bテストの結果
A/Bテストは、2種類のメールを送信すると、どちらがより優れたパフォーマンスを発揮するかを確認氏する、といったテストです。件名やCTAなど、異なる要素を比較することで、オーディエンスに響くものを特定して、今後のメールをより効果的に改善することができます。
メールの到達率
到達率は、メールが実際に購読者の受信トレイに届いた数を示します。
高い到達率は、メールが迷惑メールとして分類されず、意図したオーディエンスに届いていることを意味します。これは、人々にブランドと関わってもらうために重要です。
メールの到達率を向上させるためには、次のことを確認しましょう。
- メールの送信ドメイン認証をする
- 送信者に関する評価を確認する
- メーリングリストを定期的にクリーニングする
- ダブルオプトインによる登録方法を使用する
- メーリングリストを購入しない
- スパムのように見える件名を避ける
- 簡単に解除できるようにする
- セグメント化とパーソナライズを行う
フィードバックと調査
購読者からのフィードバックは、読者の体験やメールにおいて何に価値を感じるのかに関する直接的なインサイトをもたらします。肯定的なフィードバックや建設的な批評は、購読者の好みを理解して、メール戦略を全体的に改善するのに役立ちます。これによってウェルカムメールがニーズや期待に応えるものにすることができます。
顧客をお出迎えする
ウェルカムメールは多くの場合、ブランドが顧客の大切な受信トレイに初めて届く瞬間を意味するため、強い印象を与えながら、存在意義を正当化することが重要です。
同時に、初回のメールは長期的で有意義な顧客との関係を構築する第一歩であるべきです。適切な言葉遣いを設定して、魅力的な内容を伝え、購読者に戻ってくる理由を提供しましょう。
その後、質の高いコンテンツを提供し、購読者が受信トレイにあるメールを開けたことは賢い選択だったと思ってもらえるようにしましょう。
ウェルカムメールに関するQ&A
温かいウェルカムメールを送るにはどうすればよいですか?
温かいウェルカムメールを送るには、親しみのある件名で始めて、購読者の名前を使ったりして挨拶パーソナライズします。登録してくれたことに感謝を述べ、ブランドを簡単に紹介し、今後のコミュニケーションに対する期待を設定し、明確な行動喚起などを記載し、カジュアルに迎えるような言葉遣いをするとよいでしょう。
ウェルカムメールを送信する利点は何ですか?
ウェルカムメールは新しい顧客にブランドを紹介します。ポジティブな第一印象を作り、読者が今後のメールにも関わることを促したり、クリック率やコンバージョンを向上させたり、解除率を低下させるのに役立ちます。
ウェルカムメールはどのように書けばよいですか?
- 価値提案を示す。
- メッセージをパーソナライズする。
- ウェルカムメールをすぐに送信する。
- 購読者に迷惑メールフィルターから外すようリマインドする。
- 期待を設定する。
- 明確な行動喚起を提示する。
- 高解像度の画像を使用する。
- モバイルフレンドリーのフォーマットにする。
- 魅力的な件名を書く。
ウェルカムメールには何を含めるべきですか?
ウェルカムメールには、温かみのある挨拶、ブランドの簡単な紹介、明確な行動喚起、割引コードや今後のメールから期待できる内容の詳細など、リードマグネットを含みましょう。
ウェルカムメールはどのくらいの頻度で送信すべきですか?
ウェルカムメールは、顧客による登録や購入がなされた直後に送信しましょう。ウェルカムメールシリーズを送信する予定である場合は、数日または数週間の間隔を空けて送信し、新しい購読者を圧倒させないようにします。特定のアクションをウェブサイトで実行された際に自動的にウェルカムメールを送信することを選択することができます。